高津川は、島根県西部を流れる全長81kmの一級河川。広島県境の吉賀町から津和野町日原を経て、益田市の日本海へと注ぎます。

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水源は樹齢1,000年を超す巨樹の根元に湧く泉「大蛇ケ池」。

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この名前は神話に由来したもので、素戔男尊（スサノオノミコト）に討たれた八岐大蛇（ヤマタノオロチ）の魂が宿るという、神話の国・島根らしいエピソードがあります。

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全国に数ある一級河川のなかでも「日本一」と言われるほどの水質を誇る清流「高津川」。

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良質な「天然鮎」の産地として知られ、例年6月には鮎釣り・鮎漁が解禁されます。

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山から海へと流れながら、沢山の恵みをもたらす高津川はまさに食の宝庫。

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今回は旬を迎えた「鮎」を中心に、国内でも屈指の清流が育む高津川の食をピックアップします。

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.次は高津川で釣れた天然アユの実食レポートです。

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鮎の名店、島根の津和野『割烹 美加登家（みかどや）』へ

四万十川と並び、日本で、一二を争う清流の高津川

ダムが無いことから上質な水苔が育つのために、鮎が美味しく育つんだそうです。

こんな川沿いの小さな集落に日本を代表する鮎の名店「美加登家」はあるんです。

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かつては、割烹旅館だったんですが、今は宿としては営業していません。

ほんと、小さな村にあるんですね

この日は鮎のコース15,000円でした。

お部屋も雰囲気よく、二階の個室でいただきます

子うるか、鮎の魚卵と精巣を使った塩辛みたいなもの。これで酒飲めないって、泣くしかないです

パンチあるかほりは、うるかならでは。でも綺麗な味なのよ。これで酒飲めないなんて…

鮎のあらいも爽やか、かほりが実にいい。これで酒が…以下同文

鮎酒は、育つモノって初めて知りました

鮎の椀もの、冬瓜とともに

鮎のみがふっくら。お出汁にもかほりがうつっていて、得も言われぬ鮎エクスペリエンス

塩焼き、鮎の身も大きくなってきた頃とのこと

焼き方なのか身の質なのか、品格ある味わい。火加減の妙でふかふかしてる。

10年前に焼き方を変えたんだって、それまでは骨を抜いていたらしい。この時期は、骨は外さずいただけます

正面から見たことなかったけど、見ようによってはエイリアンみたいなのね（シガニー・ウィーバーの）

こちらは、茄子うるか

茄子のみずみずしさにうるかの余韻。最後にご飯が出てくるんです。

うるかの風味が白米に合いすぎるわ！！！

味噌に生のウルカを挟んで揚げたモノ。味噌が後半から主張していい塩梅に…

鮎の酢の物。赤いラインが出てきた！ そういう時期らしい。へーーー

鮎の炊き込みご飯、2人だからたっぷりの分量。満腹でも、もっと食べたい。

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留椀は、白味噌。ここにも鮎が！！！

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そして白味噌と鮎という組み合わせも素敵だと知る。味噌の甘さの中に苦味と風味が組み合わさって、日本人NDAがさざめきます

コロナ禍となり、海外への旅が行きにくくなった分、国内の魅力を再発掘できて、それはそれでポジティブな流れ。

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再発掘というか、今まで発掘しようとしてなかったかも。自国の魅力を知れてよかった

うるかを使った茄子の煮物も唸るほど美味だし、湯葉を巻いて揚げた鮎や、白味噌の味噌汁の中にも鮎がゴロリといて驚いた。

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まとめ

さすがに、この旅でいただいた鮎の中では、美味しさが抜けていた。

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鮎尽くしの料理だけでなく、お酒まで含めて高い完成度の食体験。

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日本を代表する鮎の名店はやはり凄かった。

山あいの小さな村にいることを、すっかりと忘れさせてくれる品の良さ。

古かろうと華美じゃなかろうと、本物だけがもつエレガントさをさりげなく宿している。

夏の山陰はすこぶる穴場、密とは全く無縁でしたよ。

今度は落鮎も食べに行こうかなって思ってたら、もう9月か。

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夏が瞬殺、例年なら9月末まで猛暑だったと記憶してるのに、もう涼しいってどういうこと？

津和野、益田エリアは、国内でもかなり好きな場所なので、年内また行きたいな。