岡山でカツ丼と言えば ご飯の上にカツをのせ デミグラスソースをかけたカツ丼が一般的で 卵でとじたカツ丼は「卵とじカツ丼」などと呼ばれ区別している店が多い

福井・長野の駒ヶ根・群馬の桐生周辺・福島の会津若松のソースカツ丼が有名な地域でも同じような現象があり 敢えて卵とじカツ丼として差別化されている

岡山ではデミカツ丼は ラーメン店・うどん店・食堂・喫茶店・レストランなどで当たり前のように提供されているが 野村のようにカツ丼に特化したカツ丼専門店を 私は他で聞いたことも見たこともない

開店時間の少し前に到着して お店の前で待っていると 女将がどうぞと開店少し前にお店に入れてくれた

開店時間前にお店に入れろとは言わないが 開店前にこのように臨機応変に対応して下さると有難く 食べる前から気分が良くなるのも事実ではないだろうか(嬉)

デミグラスソースカツ丼をドミグラスソースカツ丼＝ドミカツ丼と呼ぶ店もあり 野村は後者なので 以下レビュー はドミカツ丼としてご紹介しよう

野村では入店すると食券を買うシステム

各種セットメニューやカツ丼のサイズも色々選べるが 大きく分けるとドミグラスソースカツ丼と玉子とじカツ丼の2種類で それぞれロースかヒレのお肉を選択するので 4種類の中から選ぶことになる

ドミグラスソースカツ丼 並盛り ソース ロース800円

色々と迷ったが 1番ベーシックなカツ丼と 野村は玉子とじのカツ丼も旨いのでハーフサイズで注文

ちなみに野村では 3分の2サイズ＝子

半分サイズ＝孫 と何だか可愛いネーミング(笑)

2種類のカツ丼が同時に着丼！

絶対的エースのドミカツ丼は 地元岡山の朝日米のご飯の上に 食感を邪魔しないよう茹でたキャベツを置き その上にサクサクのロースカツをのせ 野村自慢の特製ドミグラスソースをかけ グリンピースで彩り

久々の野村のカツ丼を一口

岡山のドミカツ丼の中でもトップクラスの 3日間かけて作るドロっとした水分の少ない 濃厚なドミグラスソース

これだけ煮詰めて旨みを凝縮されるということは ソースが焦げつくリスクもかなり伴うので 大変な作業だと推測される

このドミグラスソースとご飯との相性も抜群で ご飯が進む

カツのサクサク食感と喧嘩しない 茹でキャベツが カツ・ドミグラスソース・ご飯に加わり さっぱり感を演出している

岡山の元祖ドミカツ丼 ここにあり！

野村では どうしてもドミカツ丼が注目を浴びがちだけど 玉子とじカツ丼も旨い

玉子とじカツ丼の専門店としても成り立つくらいのレベルの高さだ

ご飯の上に サクサクのロースカツを 少し甘めのダシでとじてのせる

カツ・玉ねぎ・海苔が三位一体となり これらを玉子で包み込み こちらもご飯にとても合う

ハーフサイズの孫カツ丼もあっという間に完食

世にも珍しい カツ丼とカツ丼のセットに大満足したのだった(笑の