【山梨移住】支援制度(補助金)
(最大100万円)移住支援金制度を実施しています|山梨県移住支援・就業マッチングサイト
雄大な自然に囲まれた山梨県は、都心までのアクセスも良く移住先として人気が高い。しかし、いざ移住するとなると、さまざまなことが気になるのではないだろうか?
今回は、山梨県の魅力や移住するメリット・デメリットを紹介する。国や自治体による補助金などの支援制度も紹介するので、あわせてチェックしておこう。
移住する前に知っておきたい山梨県の基本情報
山梨は移住支援が充実しているので、活用しておトクに移住できる可能性が高い。山梨で行われている主な移住支援制度は以下の3つだ。
それぞれ詳しく解説していく。
移住支援金制度
山梨県では、以下の条件を満たした人に最大100万円の移住支援金を支給している。
山梨県へ移住する前に「5年以上、東京23区内に住んでいた」または「東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県(※)に住んでいて、5年以上23区に通勤していた」方が、山梨県に移住し、山梨県移住支援・就業マッチングサイトに掲載された中小企業の求人に応募し、就職した場合など。
(※)それぞれの都県の条件不利地域を除く
引用元:(最大100万円)移住支援金制度を実施しています|山梨県移住支援・就業マッチングサイト
移住支援金の支給申請先は、各市町村となる。また、移住支援金を受領した後に5年以上の定住、1年以上の就業が必要だ。これを満たさない場合は、返還対象となるので注意しておこう。
移住支援金制度は、移住元の仕事を引き続きリモートワークで実施する場合や、内閣府が実施する「プロフェッショナル人材制度」などを活用し就職した場合も対象となる。
さらに、18歳未満の家族と移住する場合は、18歳未満の家族一人につき最大30万円が加算される※など手厚い支援を受けられるので、条件を満たしている人はぜひ活用してみてほしい。
※2023年度4月より1世帯につき最大100万円の支給に加え、18歳未満の子どもに対する支援金がひとりあたり最大30万円から100万円に加算される予定
お試し住宅
山梨県では、県内各市町村で移住希望者に対し、宿泊体験ができる「お試し住宅」を用意している。
例えば、山梨市では県外から山梨市への移住を検討中の山梨市空き家バンク利用登録者とその家族に対して3日以上15日以内の期間、室料・光熱費・駐車場代は無料で住宅を提供している。
山梨への移住を考えているけど、「買い物はどこでする?」「どんな人が住んでいる?」「病院や学校は?」など、移住に関する不安は尽きないもの。
そのような不安も、実際に現地を訪れて自分の目で確かめてみることで解消できる。
お試し住宅を利用するには、自治体ごとに一定の条件があるため、移住を希望する地域があれば、公式サイトや電話で確認してみよう。
参考元:お試し住宅・CCRC|山梨県 移住・定住総合ポータルサイト
参考元:山梨市お試し住宅|山梨市
ふるさと山梨定住機構
甲府市にあるふるさと山梨定住機構では、県内に移住やUIターン就職を希望する人に対して、情報提供や移住後の支援などのサービスを提供している。
東京、有楽町にも移住について相談できる場所があるため、近くの場合は立ち寄ってみると良いだろう。
参考元:ふるさと山梨定住機構|山梨県
山梨の移住支援制度が充実している自治体7選
最後に、移住支援制度が充実している山梨県内の自治体を7つ紹介する。支援を受けてお得に移住したい場合は、以下の自治体を移住先の候補として考えてみよう。
甲府市(こうふし)
出典:甲府の暮らし方
甲府市では中心街に住む場合に、マンション、住宅を購入する際に最大50万円、改修に最大20万円の補助を受けられる。
子育て支援も充実しており、1年以上市内に居住している方で世帯の住民税が均等割のみ、または非課税の方への助産手当の支給(非課税の世帯10,000円、均等割りの世帯5,000円)や、中学校終了まで10,000円の児童手当の支給など様々な支援を受けることが可能だ。
甲府市在住の方で県外に鉄道を利用して通勤・通学する場合、定期券購入費の一部を補助する取り組みも行っている。移住後も都心部への通勤を検討している方は、甲府市への移住を検討してみよう。
山梨市(やまなしし)
出典:山梨市 移住計画|山梨市移住定住ポータルサイト
山梨市では、市内の施工業者を利用した場合に住宅リフォーム工事費の一部を最大10万円(耐震改修併用リフォームの場合は20万円)を支給している。
山梨市は子育て支援も充実しており、第2子以降の保育料の無料化(0・1・2歳児クラスの間)や、中学3年生までの子供の日医療費のうち、保険診療の自己負担分の補助を受けることが可能だ。
また、移住後に創業を考えている方に対して、無料で利用できるお試しサテライトオフィスを提供。
お試しサテライトオフィスは、一軒家を丸ごとオフィスとして使うことができるので、地域と仕事のマッチングを体験できる。
北杜市(ほくとし)
出典:北杜市移住支援金のご案内|いいじゃん、北杜市。
北杜市は、お試し住宅の提供や、市内への住宅の新築・購入(新築・建売は150万円、中古住宅は100万円)や、リフォーム(最大100万円)の助成など移住定住の促進に積極的だ。
移住支援金制度の対象地域でもあり、移住する直前の10年間のうち、5年以上東京23区内に住んでいた、または東京都、条件不利地域を除く神奈川県、千葉県、埼玉県に住んでいて5年以上23区に通勤していた人に対して、支援金(単身:60万円、2人以上:100万円、子ども1人につき30万円を加算)を支給している。
南アルプス市(みなみあるぷすし)
出典:移住定住|南アルプス市
南アルプス市では、市への移住・定住を考える方の市内や周辺地域での活動にかかる宿泊費や、レンタカー料に対してお試し滞在補助金を交付している。
さらに、結婚新生活支援事業として新婚世帯の住居費、引越費用に対して1世帯当たり最大30万円、夫婦ともに29歳以下の場合は、最大60万円を支給。
移住支援金の支給対象地域でもあるので、南アルプス市への移住を検討している方は、市のホームページなどをチェックしておこう。
甲斐市(かいし)
出典:よっちゃばるかい|甲斐市移住定住ポータルサイト
甲斐市では、市内で新たに創業をする人や農業を始める人を支援する取り組みを行っている。
特定創業支援事業では、会社を設立する際に発生する登録免許税が軽減されたり、無担保、第三者保証人なしの創業関連保証の枠が、1,000万円から1,500万円に拡充され、条件を満たせば最大3,000万円の融資を受けることが可能だ。
さらに、創業・第二創業促進助成金の申請や、甲斐市創業融資にかかる利子の補給への申請が可能となる。
また、新規収農者に対しては、経営が安定するまでの生活資金や農機具や施設を整えるための準備金の支援を行っている。
創業、就農を応援する制度が充実しているので、移住後に創業や就農を考えている方は、甲斐市への移住を検討してみると良いだろう。
甲州市(こうしゅうし)
出典:甲州らいふ|甲州市移住定住ポータルサイト
甲州市では、都心部に在住・勤務している方を対象に単身者に60万円、2人以上の世帯に100万円(子ども1人につき30万円を加算)の移住支援金を支給している。
また、移住体験ができる宿泊体験お試し住宅を市内に設けているので、甲州市への移住を考えている方は、ぜひ活用してみてほしい。
甲州市移住支援ポータルサイトでは、コンシェルジュが移住する際に発生する問題や悩みに対してサポートする取り組みも行っている。
気になる方は、一度甲州市移住支援ポータルサイトをのぞいてみよう。
中央市(ちゅうおうし)
出典:移住・定住|中央市
中央市では、市内に新築または建売を購入する若者世帯(夫婦ともに40歳未満)に対して25万円、市外から転入する場合は50万円の奨励金を交付している。
また、空き家バンク登録物件の改修・家財処分に対する補助として、改修の場合経費の場合最大20万円)、家財処分の場合最大5万円を支給。
そのほかにも、中学校3年生までの子どもの医療費の一部助成や、特定不妊治療・一般不妊治療・男性不妊治療に対して最大10万円支給など、子育て支援も充実している。
憧れの山梨移住に向けてしっかりと計画を立てよう!
移住して理想の暮らしを実現するには「なぜ移住するのか」という目的を明確にし、それを実現させるためにひとつずつステップを踏むことが大切だ。最近では、地域の活性化に積極的な地方自治体も増えており、予想以上に手厚い支援を受けて移住できる可能性がある。気になる地域があれば、一度自治体のホームページをチェックしてみたり、やまなし移住・定住ポータルサイトを活用してどのような制度があるか事前に調べてみよう。
山梨県内の地図