目次
人生の楽園
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工房復活!母さんの昔とうふ 〜岩手・一関市

亡き義父母の豆腐工房を復活させ懐かしい「昔とうふ」作りに励む千田里香さんと夫の健治さん。
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地域で愛されてきた「昔とうふ」は固めで弾力があり豆の味が濃いのが特徴だ。
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今回の出し物
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岩手県一関市
~工房復活!母さんの昔とうふ~

舞台は岩手県一関市。
一関市(いちのせきし)は、岩手県の最南端に位置する市。
いちのせきし ![]() 一関市 |
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地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 岩手県 | ||||
面積 | 1,256.42km2 | ||||
総人口 | 107,474人 (推計人口、2023年2月1日) |
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人口密度 | 85.5人/km2 | ||||
隣接自治体 | 陸前高田市、奥州市、 西磐井郡平泉町、気仙郡住田町 宮城県:栗原市、登米市、気仙沼市 秋田県:雄勝郡東成瀬村 |
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所在地 | |||||
一関市中心部周辺の空中写真。
市街地の中央を磐井川が流れる。
この画像の撮影時、東北新幹線は建設中です。
1976年撮影の12枚を合成作成。
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義父母の豆腐工房を復活させ『りかちゃん工房の昔とうふ』を開いた千田里香さん(49歳)と夫の健治さん(56歳)が主人公です。
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一関市出身のお2人。3年半の交際を経て里香さんが19歳の時に結婚。里香さんは観光牧場、健治さんはガソリンスタンドで働きながら2人の男の子を育てます。
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その頃、家族が食べていたのは健治さんの母・恭子さんが作るお豆腐でした。
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その豆腐作りを受け継ぐことがないまま健治さんのご両親は他界。
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数年後のある日、手つかずのまま残されていた工房をのぞいた里香さんは「ドアを開けた時、まだ両親の姿が残っていて寂しかった。
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工房を復活させることは出来ないか」と思い立ちます。
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そんな時、職場の観光牧場に「昔とうふ」を卸していた豆腐職人の皆川洋一さんが店を閉めると聞き、豆腐づくりを教えてもらうことを決意。
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3か月間、みっちり洋一さんから豆腐づくりを学びました。
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「昔とうふ」はこの地域でよく作られてきた豆腐、
しっかりと水分を抜くため、固めで大豆の味が濃いのが特徴です。
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里香さんは観光牧場を退職し、2018年3月、先代の工房を受け継いで『りかちゃん工房の昔とうふ』を始めました。
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義父母の豆腐の味を再現したいと、時間を見つけては記憶を頼りに試行錯誤している里香さん。
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この日は健治さんと、市内に住む息子の隆治さん(29歳)恵太さん(28歳)と一緒に、再現した豆腐を試食。
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「懐かしい!10年ぶりの味だよ!」と、家族みんなで喜びを分かち合いました。
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義父母の豆腐工房を復活させたいと頑張る里香さんと支える夫、家族や仲間たちとの絆を紹介します。
昔ながらの「とうふ」を伝えたい 千田里香さん
とうふの消費量が多い事も有名な岩手県。
大豆のイソフラボンは女性にとっても大事な成分ですね。
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豆腐はできれば毎日食べれば良いのかもしれませんが、なかなかとうふ料理ってメニューが少ないかも・・・。
今回ご紹介するのは、一関市藤沢町で、昔ながらのとうふを作り販売している「りかちゃん工房の昔とうふ」の千田里香さん(47)です。
里香さんが作っているのは昔ながらの固めのおとうふ。
ぎっしりずっしりとしたお豆腐で、県外からもこのおとうふの魅力の虜になって買いに来るお客さんがいるという人気のおとうふです。
でもなぜ、昔ながらのおとうふにこだわったのでしょう・・。
里香さんに聞いてみました。
「私の家では、義父母が昔からおとうふを作っていたんです。10年前に亡くなってからは自宅前の工房を閉めていました。でも、製造室やおとうふ作りの機械が古びていくのを見ていくうちに、再開したい気持ちになってきたんです」
その時里香さんは会社勤め中。24年勤続している会社でバリバリ働いていました。
「41歳になったころに、他の世界も見てみたいと思い始めたんです。人生一度きりですから他の仕事もしてみたいと思っていました。ですが、何をしたいか分からずそんな思いを抱えたまま4年が経ちました」
運命というものはあるものです。
そんな思いを抱いていた時、職場に出入りのあった地元の「深萱の昔とうふ工房」の皆川洋一さんがお店を閉めるというお話を聞いた里香さん。おとうふ作りを学ばせてほしいと弟子入りを志願しました。
義父母が築いたとうふ工房を再開したいという気持ちが里香さんの背中を押したのですね。
弟子入りを快く受け入れてくれた師匠に一からとうふ作りを教わった里香さん。皆川さんのお墨付きを頂いて3年前に自宅前にあった工房を再開させました。
「長年愛された、大豆風味が強くて硬くてコシのあるとうふを学び、そしてその味を未来へ繋いでいきたい。その想いを胸に開業しました」
里香さんのつくったおとうふをいただいてみましたが、はじめての食感!そして、コシがありしっかりしていて崩れにくいので、様々なアレンジができそうです。
「火を通すと甘みが増します。衣をつけてフライにするのがおススメですよ!」
そしてとても珍しいとうふの味噌漬け!
「味噌漬けは、とうふをモッツァレラチーズに見立ててカプレーゼみたいにして食べるととっても美味しいんですよ!」
早速自宅でカプレーゼ、やってみましたよ!めちゃくちゃ美味しい!ワインと合う!!
「2年くらい前から身体でコツを掴んんだようです。皆川さんの想いを引き継いで昔とうふの良さを伝えたいですね」
現在県外も含め8か所にお豆腐を卸している他、地元でおとうふの作り方を教える教室も開催していたという里香さんに今後の夢を聞きました。
「りかちゃん工房の支店を持ちたいです!
国産大豆を使用して大豆風味たっぷりの硬めでしっかりとした木綿豆腐なので揚げる、焼く、煮るといったお料理に最適です。火を通す事で食感も柔らかくなりますよ!」
岩手の女性へ一言!
「頑張っている女性のみなさん!人生は一度きりです。思いっきり楽しみましょう!」
「りかちゃん工房の昔とうふ」
岩手県一関市藤沢町
TEL/ 0191-63-4890
店舗情報
予約・ お問い合わせ |
0191-63-4890 |
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予約可否 | 予約可
店頭でご購入の際はご連絡をお願いします |
交通手段 | 一関市・藤沢地区の中心部からは北東にあります
国道456号の薬王堂さん過ぎたところ右折→どこまでも進む→案内に従い右折→さらに案内に従う |
営業時間 |
個室 | 無 |
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貸切 | 不可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
サービス | テイクアウト |
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