『初夏の絶景が満載！箱根の秘境で焼肉屋さんを探す旅・肉歩き』　5/9月19:00〜テレ朝

溶岩焼肉は美味しいが、コンセプトが意味不明

日曜日の13時ころ。

目指していた強羅駅近くのとんかつ屋田むら銀かつ亭 本店が物凄い行列で、諦めて帰ろうとしていた道沿いにグーグルマップでこちらの店を発見。

思わず入店すると、田むら銀かつ亭 本店の行列とは打って変わってノーゲスト。

観光地の日曜日の13時にノーゲストとなると、不安しかない。

テーブルには200mm×200mmほどの溶岩の板が乗っている固形燃料の金属コンロが置いてある。

入店したからにはと覚悟を決めて、ランチメニューのカルビ定食2,900円を注文。

早速コンロにチャッカマンで火がつけられる。

肉はサシの入ったいい感じの肉である。

冷凍肉をカットしたばかりなのか、肉同士が少しくっついている。

肉以外はシシトウとエリンギだ。

熱くなった溶岩板の上に乗せて焼く。

固形燃料でもそれなりに加熱されているようで、意外に焼ける。

おすすめだという岩塩で食べるが、脂がちょっとしつこいので、岩塩にレモンを絞り、更にわさびを入れる。

これが結構ヒットで、カルビを美味しくいただけた。

窓の外は川が流れて、雰囲気は悪くないのだが、店内の内装がよくわからない。

笹をたくさん壁や天井に飾っていたり、音楽が民謡だったりする。

焼肉屋なのに換気が悪くて煙が充満する。

溶岩焼きは脂が跳ねるようで、食事を終えたら紙エプロンに点々と脂がついていた。

この店は場所が悪い。

道が合流したところの川沿いで、通りがかりの車は絶対に駐車できない。

かといって観光客が歩く道でもない。

当方のようにグーグルマップで見つけてこの店を目指してきた客を除けば、通りがかりに幟や看板を見て入店する客は皆無だろう。

日曜日の13時にノーゲストなのは当たり前である。

足柄牛の溶岩焼きというコンセプトをはっきりさせて看板メニューを打ち出せば、場所が悪くてももう少しは客が入るだろう。

換気も工夫したほうがいいし、内装もガチャガチャとうるさくしないでスッキリさせたほうがいい。

民謡もやめてスローなジャズくらいにするか、BGMをなしにしてもいい。

名物店にして儲かれば、もうちょっといい場所に移転できるかもしれない。

頑張って欲しい気がした。